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体験談

新天地での出会い

2017/10/24

鳥の置物

大学を卒業して就職のために上京しました。当時東京に知り合いは誰もいなくて、孤独な日々を過ごしていました。学生時代にアルバイトの経験もほとんどなかった私は、毎日怒られてばかりでした。居酒屋でしたので昼夜逆転の生活で、1年ほぼ馬車馬のように働いてやっと店長になることが出来ました。異動したその店でのちに彼女になる女性が働いていました。

年齢は同じ23歳で当時パンの専門学校に通うためにアルバイトを辞めようとしていました。

店長になって引き継ぎのために店に行った際にたまたま出会ったのですが、長澤まさみにそっくりで一目惚れしてしまいました。それ以降数か月会う事もなく過ぎていきましたが、

当時たまたま他のアルバイトがたて続けに辞めてしまい、シフトが組めなくなった為、来れる範囲で働いてもらえないかと彼女に相談しました。それから徐々にシフトに入ってくれるようになりました。彼女は店が大好きで働いている姿はとっても輝いていました。

フロントに立たせているだけで集客効果があるので、営業的にもとても助かっていました。

彼女と付き合えたらどんなに幸せだろうと何度も思いましたが、彼女には数年付き合っている相手がいました。仕事終わりに飲みに行く事も何度かあり、その相手とは最近うまく行っていない事を知りました。私が好意を持っている事は店のスタッフはみんな知っているようでしたが、彼女は気付いていないようで、仲良くはなりましたがあくまで仕事上の関係でした。

それから何か月か経った頃にさらにアルバイトが辞めてしまい、さらに新しいスタッフがなかなか雇えず私は全く休めない状態になりました。

毎日15時間ほど働いて、シャワーを浴びにだけ家に帰る生活を2,3か月ほど続けていました。そんな私を見かねたのか、彼女はシフトに入っていない日も様子を見に来てくれるようになりました。当時本当に辛かったのですが店長という立場上泣き言をいうわけにもいかずギリギリの状態で働いていましたが、つい彼女に「もう限界かもしれない」と愚痴ってしまいました。

今までは仕事上の関係が崩れてしまったらどうしようと思い気持ちを伝える事を控えていたのですが、我慢できなくなり「良かったら心の支えになってくれませんか?」と伝えました。

すると彼女は頷いてくれました。それから正式にお付き合いをすることになりました。それからも状況はなかなかよくなりませんでしたが、なんとか頑張ることが出来ました。

自分が納得できるまで頑張ったあと転職しましたが、今でも彼女とは仲良く付き合っています。今思い出してもつらかったですが、彼女と出会えたことは本当に幸運だったと思います。

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