恋話

恋話.comは気になるみんなの恋愛経験(恋愛話、恋バナ)が見れるサイトです。

体験談

全て計画通り

2021/12/12

これは私が大学2年生の終わり頃、大学のプログラムでカナダに5週間、短期留学した時から始まる話です。

私は当時大学のサークルに所属していない状態でした。そこで同じくカナダ留学に参加していて同じクラスで授業を受けていた友人と出会いました。

彼とは留学中にとても仲良くなり、彼の所属しているサークルの話を聞かせてもらいました。彼はアウトドアサークルに入っていました。

私は活動写真などを見せてもらいました。その中で私の好みの女性がいて、アウトドアに興味があるから、という嘘の理由(実際は少しはアウトドアに興味がありました。)でその女性と接点を持つことを目的にそのアウトドアサークルに入れてもらいました。

そしてその子と一緒に参加するキャンプが6月に開催されました。私はとても舞い上がっていました。キャンプ場までのドライブ、みんなでバーベキュー、ほかにも多くの共同作業を通して私は魅力的な彼女にどんどん惹かれていきました。

彼女は飾らない性格で誰にでも分け隔てなく接していました。キャンプ初日の夜。彼女は元々アウトドアが好きな人で、ハンモックを持参していました。サークルの人たちはそれを使ってくつろいだり、複数人で窮屈な状態で乗ってブランコみたいに揺らしていました。

私は彼女と一緒にそのハンモックに乗る機会もあってとても幸せでした。深夜1時ごろ、ハンモックに私を含めた3人が乗って他の人たちがそれをブランコみたいに揺らしていた時、そのハンモックの紐が切れて、私は地面に頭を打ちつけて流血し、救急車で運ばれる事態が起こりました。

彼女は持参したハンモックによって起こった事故にとても責任を感じていました。私はそんな状態の時でも、彼女と話したり連絡するきっかけになってラッキーとさえ思っていました。

私は彼女が感じていた責任に漬け込み、沢山話しかけ、責任を感じる必要はない、と慰め純粋な優しい男を演じていました。私はそんな優しい彼女にますます惹かれ好きになっていました。

キャンプ後も頭の怪我をきっかけに話すようになり、彼女の趣味を調べ、全く知らないことなのに興味があるというふりをして彼女との距離を計算通りに詰めて行きました。彼女はそんな嘘の私に対して好意を抱いてくれました。

私はその初めてのキャンプの2ヶ月後に告白し、見事付き合うことに成功しました。しかし時がすぎるにつれて、ボロが出てきて本当の汚い自分が出てきてしまいました。

付き合いはじめて四ヶ月がたったクリスマスの直前、彼女はそんな私に対して、「もう好きという気持ちがなくなってしまった。友達に戻りたい」と言いました。別れてしまった今、もう友達にすら戻ることができなくなってしまいましたが私は今でも彼女のことを尊敬しています。彼女を見習って私もこれから日々成長したいと思っています。

-体験談
-, ,