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体験談

見栄にまみれた恋愛話

2017/10/12

腕を組んでいる女性

私は過去、誰にも言えないような恥ずかしい恋愛をしたことがあります。当時付き合っていた女性と私はあまりうまくいってませんでした。というのもお互いの気持ちがどうにも釣り合わず、私だけがほとんど一方的に思っているような状態だったのです。

当然そのような恋愛が長続きするはずもなく、しばらくして私達は別れることになります。私はとても見栄っ張りな性格で、実際よりも自分を大きく人に見せようとしてしまいがちです。この恋愛に関してもそれは同じことでした。

私はその女性と付き合っている時から、友人たちには「私は大して好きでもないんだけど、アイツから熱烈なアピールを受けたから付き合った」だの、「私はあまり好きじゃないのにすごい思ってくるから愛が重い」だの、事実とは真逆のことを触れ回っていました。

今思えば友人たちは私の性格を知っていたので、それが真逆であるということも察していたのかもしれません。友人たちは特に突っ込むこともなく私の話を笑って流してくれていました

そしてその見栄はその女性に振られた後にも止むことはありません。私が一方的に振られたにも関わらず、「一方的に振ってやった」などと周りには吹いて周っていました。

当然このように吹いて回っていることは、その女性の耳にも入ります。ですが、その女性は私とはもう関わり合うのも嫌なようで、特に何を言ってくるわけでもありませんでした。そして、とうとうその日がやってきます。私のトラウマとなってしまった日です。

その時私はいつもと同じように、友人に見栄を吹いていました。その見栄はとてもひどいもので、その女性との夜の情事に関することでした。とっくに振られているにも関わらず、元カノとの情事を周りに都合のいいよう脚色して話していたわけです。

そこへその女性の当時の彼氏が乗り込んできます。私の胸ぐらを掴むと、ものすごい剣幕で怒鳴ってきました。その怒鳴り声には、私が先程まで吹いていたこととはまるで逆の事実も含まれていました。その男性の言うことは全て正論で、私の醜い部分がその正論によって衆目にさらされ、公開処刑をされてしまったというわけです。

私の性格がもたらした自業自得なのですが、私はその時のことがトラウマとなり、当時の友人、知人とは一切連絡をとっていません。また新しい恋人も作れずにいます。

こんな自分の株を下げるだけの話なんて、誰に話すこともできません。さらに情けないのが、そんなことがあったにも関わらず、見栄っぱりな性格が全く治っていないということです。

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