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体験談

Life is ...

2017/10/12

手のひらにLOVE

彼女と再び出会ったのは地元のバーベキューでした。昔からよく知るもの同士でしたが、水と油のような性格の違いから正直私は苦手な相手だと思っていました。

それでも一旦仲良くなるとすごく話のわかる女の子で、それまでの先入観がなくなった分、そのギャップからなんだか気になる相手になっていきました。

それでも地元での揉め事に、彼女が軽々しく首を突っ込んがことをきっかけに私は彼女と絶縁し、数年がたったあとそのバーベキューがありました。

表面上はお互いにそのことなど忘れて、再び私たちは仲を取り戻しました。するとそれまで孤独だった私は、それまではあくまでも、友達のうちの一人としての間柄だった彼女との関係を、二人の関係にしたいという欲求に激しくかられていきました。

結局その日もみんなでいても最後は彼女と二人口喧嘩のようにながらも、私は半ば強引に最終的には彼女と二人っきりになることに成功しました。周囲の友達たちが「あれ!?」といった驚きの顔をしていたことを、私は今でも覚えています。

それから二人で海へドライブへ行き、それまで頑なになっていたお互いの心を解きほぐすように話をしながら時を過ごし、地元へ戻って車の中でまったりしていました。私の体は彼女を強烈に求めていましたがその感情に身を任せることはせず、その日は帰ることにしました。

それからすぐに今度は映画デートをし、初めて二人っきりで丸一日過ごすことになりました。

なんとなくお互いにギクシャクしながらも、私たちは映画まで時間がたくさんあったので近くの自然豊かな公園へ行き、二人で芝生の上で寝転びながら平井堅の歌詞に出てくるように5月の青い空を眺めていました。それから近くを流れる小川で、私が素足になって足をひたすと彼女もミュールを脱いで同じようにしていました。

貧乏フリーターの私とは違って高給取りの彼女が背中に芝生をくっつけて歩いている姿を私は愛らしく思いながら払ってあげると、彼女も私の背中についた芝生を払ってくれました。

それから私たちは当然のごとく恋仲になり、数ヶ月付き合いお互いに結婚のことも考えましたが結局はライフスタイルが違いすぎることが一番の原因で別れてしまいました

今でもたまに地元の友達と会うと彼女の話は聞きますが、もうその時とはまるで別人のようで、お互い同じ空間にいても話すこともなくなるくらいに距離ができてしまいましたが、私はその時にできた彼女とのいい思い出だけを持ち続けながら、これからも生きていくことになるでしょう。いつまでも変わらぬ愛を彼女へ

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