学生時代の身勝手な恋愛
2017/10/24
学生時代に彼女がいました。彼女とは語学クラスが同じでしたので、徐々に仲良くなり恋愛関係になりました。バイト以外の時間はいつも一緒にいる、仲良しのカップルで、周囲の同級生からも公認カップルと言う感じでした。
私自身、初めての彼女でしたので、デートをしたり、一緒に街を歩いたりするだけで、満ち足りた気持ちになりました。このままカップルでいて、大学を卒業して就職をし、何年かしたら結婚をして家庭を持つだろうと私は思っていました。
しかしこの恋愛関係はそれほど長続きはしませんでした。当時は草食系男子という言葉がないほど、男性は女性のことが好きでしたし女性も様々な男性と付き合うのが普通だったのです。
私はバイト先の年下の女性とも関係を持ち、彼女には内緒で付き合うようになっていました。それだけでなく、サークルの後輩とも関係を持っていました。可愛い女性がいれば、誰にでも手を出してしまうような感じで、まさに肉食に火がついてしまったような感じです。
彼女に対する好きな気持ちは変わりませんでしたが、体はひとつです。以前のようにバイト以外の時間を彼女のためにすべて使うような恋愛はできなくなりました。
バイト先に迎えに来てくれた彼女の前で、バイト先の彼女と仲良くしているのを見つかり、問いただされた経験もあります。またサークルの後輩の彼女が、私と付き合っていることを同じサークル仲間に話してしまいました。その噂も広まって、彼女の耳に届いていたようです。
ある日私は彼女から喫茶店に呼び出されて、浮気をしているのかどうか問いただされました。「浮気をしてます、ごめんなさい」と謝り、「彼女たちと別れます」と言えば、今頃、私は彼女との幸せな家庭を持っていたかもしれません。
しかしモテる男性と勘違いしていた私は「みんな好きなんだから仕方ないだろ、お前も我慢しろよ」と言ってしまいました。ドラマのように私は彼女にビンタをされ水を掛けられました。
彼女が喫茶店から出て行った後、私はしばらくその場に座っていました。「とんでもないことを言ってしまった」と私は後悔しました。私は彼女が好きでそれ以外の女性とは遊びでした。
それなのに、彼女と遊びの女性を同等かのように話してしまったからです。彼女とは別れ、それからバイトの彼女と別れ、サークルの後輩とも一年ほど付き合って別れました。
若き日の過ちだと笑う事もできますが、あまりにも身勝手な恋愛だったと思います。