既婚者と恋に落ちてしまった私の恋愛
2017/10/24
私はニューヨークに住んでいたのですが、写真の仕事をしていて、その年の5月下旬にF1のモナコグランプリの撮影をするために、モナコに行くことになりました。
モナコに行くのは初めてではありませんでしたが、モナコグランプリに行くのは初めてのことでした。ニューヨークからパリを経由してニースに飛行機で行き、モナコに行きました。
グランプリ前の準備が行われている最中で、私はあるチームのピットで撮影をしていました。
するとそのチームのスタッフが話しかけてきて、関係者しか立ち入ることができないような場所を取材させてくれたのです。その人はピットウォールに座っているスタッフの一人で、とても頭が良さそうな人でした。私は外見はあまり気にしないのですが、頭の回転が速い人が大好きで、その人は私のタイプの人でした。
知り合いになって、連絡先の交換をして話をしていたら、とてもいい感じになりました。私はモナコグランプリの撮影を無事に終えて、ニューヨークに戻りました。
すると、モナコで知りあった彼からメールが届いていて、次のカナダグランプリで会いに来ませんか?と聞かれました。私は彼に好印象を持っていたので、カナダのモントリオールグランプリに行きたいと思いましたが、スケジュールにゆとりがなくて、残念ながらカナダグランプリに行くことはできませんでした。
それで、彼は2ヶ月後にアメリカグランプリのためにアメリカに来るので、その時にサーキットまで会いに来ませんか?と誘われました。
その間も何度もメールでやり取りをしていて、私は彼のことが好きになっていました。
アメリカグランプリはインディアナポリスで行われることになっていて、私は飛行機の手配をしていくことにしました。それで、本当は夜の8時に仕事後の彼とホテルのバーで会うことになってたのですが、国内線がキャンセルになったりして、飛行機が大幅に遅れて、インディアナポリスに着いたのはもう夜の11時過ぎでした。
でも、彼は翌日朝5時から仕事をしなければならなかったのです。
レースが無事に終わり、彼のチームが優勝して、おめでとうを言いにパドックに行ったのですが、彼はなぜかよそよそしく、その日の夜のチームのディナーには誘ってくれましたが、積極的ではありませんでした。
私は食事の後、自分の気持ちを告白しましたが、彼は結婚していたのでした。それで、本気になっている私を傷つけないようによそよそしくなっていたそうです。
とても辛かったですが、片思いのような感じでそのあと少しのあいだ引きずりました。