恋話に巻き込まれた、私の話
2017/08/10
今からもう、何年前の話になるかわからないのですが、恋話で心に残っている人の話をします。彼の名前を出すのはさすがに、まずいのでAくんとします。
● Aくんは人気者
Aくんはとにかくモテる人でした。顔がいいわけではないけれど、スポーツが万能だったんです。サッカーをやらせれば足は早いし、運動会で出られる競技には、ほとんどAくんが出場しています。いわゆる、少女漫画で出てくるモテる男の子キャラ。
● グループの5人中、2人がAくんを好きなことが発覚。
そんな、Aくんでしたから当然、女子の人気は高かったんです。クラスの中でAくんを好きな子は何人かいたのですが、私のグループ(女子はそういうのありますよね)は5人中、2人の子がAくんを好きでした。私は、この中では一番デブだしブサイクだったので黙っていました。
● 事件がおこる
学校の帰り道では盛り上がるのは、やっぱり好きな人の話です。道端に座り込んで、友達と色々な話をします。ある日の下校途中で、Bちゃんが「Aくんに、告白してみようかな」と言い出しました。そこで、ものすごく怒り出したのがCちゃんです。
子供の頃にはよくある話ですが「Cのほうが先に、Aくんを好きになったんだから!とらないでよ。」と言い、Bちゃんとケンカになったんです。
別に、誰が好きになってもいいと思うのですが…。というか、Aくんの気持ちはどうなのでしょう、謎です。どうやって、その場がおさまったのかあまり覚えていません。
● 卒業の日も事件がおこる
私達の学校は、そのまま、まるごと次の中学校へいくので受験した人をのぞけば、とりあえずはすぐに会えます。だから、私はそんなに悲しくありませんでしたが、泣いている人は多かったです。いちばん、泣いていたのがBちゃんす。またもや事件がおきました。
● Aくん、Bちゃんを励ます
Aくんが、泣いていたBちゃんを励ましたんです。あーあ、せめて、別の日にしてくれればいいのに。BちゃんとCちゃんは「告白しようかなー」宣言から、ひとまず仲直りはしたもののグループ内の仲は、なんといっていいのか、ギスギスしていました。
私は、仲直りして5人で写真をとりたかったです。前ほど、一緒に遊ぶことはなくなったし。中学校にあがったら、塾だの部活だので忙しいだろうからさらに、時間が減るだろうし。
結局、中学校でみんなクラスがバラバラになってしまいました。今みんなどうしてるかわかりませんが、元気だと良いなと思います。”卒業式”ときくとこの出来事がふとよみがえります。