運命を感じた女性との思い出に残る恋愛話
2017/10/24
今までの恋愛で私が「大恋愛だったなあ」と振り返るのは、25歳ごろの恋愛です。そのとき私が恋をしたのは、黒髪が似合うとても清楚な女性でした。
年は私より2つか3つくらい下で大学生、アルバイトをきっかけに知り合いました。思い返せば、そのとき彼女と出会ったのは、大げさに言えば運命としか言いようがありません。そのくらい、すべてが上手くいった恋愛でした。
彼女と出会うまでの私はロクに恋愛をした事がありませんでした。中学、高校時代に好きになった女性はいましたが、勇気がなくて告白する事もなく片思いのまま卒業してしまいました。
その後はすぐに働き始めたのですが、仕事に追われて恋愛をする暇は残念ながらありませんでした。いろいろあって正社員の仕事を辞めた後は、フリーターとしてアルバイトを転々としていたのですが、そんな状況で出会ったのが彼女です。
その時は転々としていたアルバイトの中から一つのアルバイトに定着し、サブリーダーの役職も与えられていました。アルバイトながら充実した日々を過ごし正社員登用の話も持ち上がっていて、その運気の上昇にともない出会ったのが彼女で、きっかけは私の一目惚れでした。
それからは、今までの弱気な私が嘘のように、彼女へ猛アタックを仕掛けました。後から知ったのですが、そのときの彼女は前の彼氏と別れた直後で、新しい彼氏を探していたそうです。
つまり、二人の気持ちが実は上手く噛み合っていたのです。あっという間に仲良くなった私たちは、私から思いを告げる形で付き合うことになりました。
職場恋愛の楽しさは、周りにバレないように付き合うことです。そうはいっても上司を含めて何人かにはバレていたと思いますが、終業後にアルバイト先から少し離れたところで待ち合わせをして食事や映画などのデートを楽しみました。
その頻度は週に1回2回ぐらいでしたが、適度な距離感があって逆にドキドキできました。そのときの私は「好きになった女性と付き合うと世界が違って見えるなあ」と、本気で思っていました。今振り返ると恥ずかしいですが、恋に落ちると人は変わるのだと実感した瞬間でした。
付き合ってから1年後、私が転職、彼女が就職という形で人生を歩む道が別々になってしまったため、名残惜しかったですが別れることになってしまいました。
ただ、失恋という感じはあまりなかったですし、良い思い出ばかりが胸の中に残りました。ですので、私が経験した恋愛の中では一番素敵な思い出です。