英会話の先生との恋話
2017/10/12
もうかなり前の話です。独身時代に恋愛した思い出の1つです。結構、結婚まで真剣に考えようとしていましたので、今から振り返ると恋愛としては真剣モードの恋愛だったなと思います。
しかし、残念ながらとても彼女が故郷に帰らなければならないことで、お別れしなくてはなりませんでした。今でこそ、遠距離恋愛も当り前の時代ですが、彼女の故郷とはロンドンでした。そう彼女はイギリス人の女性だったのです。
彼女と知り合ったのは、北海道でした。僕が社会人になった1年目の時の夏休みの時です。バイクで北海道1人旅を計画していました。会社で仲の良い同期の実家が札幌にあることから、バイクで横浜からのんびりの走りに行こうと考えていました。
しかし、休みの直前にバイクが故障したことから、乗れずにバイク1人旅は中止。でも、1人旅への憧れを捨てきれず、飛行機に乗って、ともかく札幌までは行き着いたのです。
同期の実家には1泊だけさせてもらい、後はレンタカーで自由気ままな旅行でした。その時に知り合ったのが、彼女だったのです。場所は増毛という地域のユースホステルです。
今でこそ少なくなっているユースホステルは、1人旅専用の宿舎で、若きバイカーや1人旅の人がよく利用するのでした。そこに彼女もいたのです。ロンドンから夏休みで遊びに来た妹さんも連れてのヒッチハイク的な2人旅でした。
翌日は札幌までヒッチハイクしながら向かう予定のようでしたが、僕も翌日は札幌まで戻り、その次の日には千歳空港から飛行機で羽田に戻るの予定でした。そんなスケジュールだったので、彼女ら2人を乗せて走ることになったのです。
車でドライブ気分で走ったのですが、とても盛り上がりました。その頃、彼女は渋谷近くで英会話スクールの講師をしていたのです。そんなきっかけから、彼女の生徒になるために英会話スクールに通いました。それが交際の始まりでした。英会話も決してペラペラ話せるレベルではなかったので、英会話のレッスンも含めてデートする感じでした。
そんなお付き合いも2年が過ぎた所で、彼女も僕も結婚のことを意識するようになったのです。
翌年にはロンドンまで、ご両親に挨拶に行こうと2人で話し合ったこともあるくらいです。でも、急きょ彼女がスクールの講師も辞めて故郷に帰らなければならなくなりました。
理由は、お母さんが倒れたからです。彼女が帰国後、看病でロンドンを離れることができないということで、最後はお別れとなってしまいました。それからしばらくは、手紙や電話のやり取りもありましたが、次第に疎遠になってしまったのが、残念なことです。