高校2年生のときのほろ苦い恋愛体験談
2017/10/24
今まで生きた中で印象深い恋愛は、彼女を他の男性に取られてしまったことです。
高校2年生のとき、付き合っている彼女がいました。彼女とは違うクラスだったのですが、選挙管理委員の仕事を一緒にしたことで、急速に仲良くなりました。
そして、告白をしてOKをもらい、付き合うことになったのです。その彼女は人生で初めての彼女だったので、どう接して良いのかあまりわからなかったのですが、それは彼女も同じで、なかなか初々しい付き合いかたをしていました。
休日は街のファーストフード店へ行ってしゃべったり、ゲームセンターへ行って遊んだりなど、高校生らしい等身大の付き合い方をしていました。この生活がずっと続けば良いなと思っていたのですが、多感な学生時代においてそんな甘い願いが叶えられるはずありません。
ライバルとなって現れたのは、クラスの中でもカッコイイと評判のイケメン男子でした。そのイケメン男子とはほとんど話したこともなく、関係のない存在だと思っていました。
しかし、だんだんと彼女はそのイケメン男子に心惹かれてしまい、入れ替わるように私への気持ちは冷めてしまったのです。そのイケメン男子と彼女は共通の友人を介して仲良くなり、いつの間にか私はフラれていました。せめて高校2年生が終わるまでは付き合っていけるだろうともくろんでいたのですが、その望みは叶うことなく終わってしまいました。
また、学校の良くないところは別れたからといってもう会わなくなるわけではないことです。
イケメン男子のクラスメイトとは毎日顔をあわせますし、別れた彼女とも廊下ですれ違ったりします。そのたびに「別れたんだよな」ということを自覚してしまい、ため息ばかりついていました。それはかなりきつい状態だったのですが、そこで友達が励ましてくれました。
友達からすれば、彼女と別れた私が良い遊び相手になると思っていただけかもしれません。ですが、それでも優しい言葉をかけてくれたのはとても嬉しかったです。
初めて付き合った彼女だったのでできるだけ長く付き合いたい気持ちはとても強かったです。
しかし、恋愛はお互いの気持ちが通じていなければ駄目なので、別れたのはしかたのないことです。大人になってからは、もっとすごい恋愛体験をしている人がたくさんいるということを知りましたので、私の恋話などかわいらしいものです。
彼女とは高校卒業を機に別々の進路を歩んだので、今どうしているのかはまったくわかりません。ですので彼女との記憶で残っているのはほろ苦いビターチョコのような思い出だけです。