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体験談

中学時代の恋愛失敗談

2017/08/10

私は当時中学生で、ごくごく普通の男子でした。ただ人より違う点があるとすれば、女性に対して免疫がまるでなく、まともに話すこともできなかったくらいです。

私が当時女性に対して免疫が無かったのは姉と妹の影響もあったように思います。女系一家だったので父親と揃って女には立場上弱かったのです。こういってはなんですが私は人よりも顔がよく、その気になれば彼女の一人や二人、簡単に作れたでしょう。

ですが、あまりにも女性に対して免疫が無いため、自分から行動を起こすということができなかったのです。中学二年の時、私はとある女の子から告白を受けます。女子に大して免疫の無い私でしたが、至って普通の健康な中学生男子です。当然女の子とそういう関係になりたいと思っていましたし、あわよくばエッチなことだってしたいと思っていました。

ですが、中学二年生特有の変なプライドが邪魔をして、その女の子の告白を最低の形で断ることになります。私はその子から告白された時、その子個人に対して興味を持つことが出来ませんでした。なぜなら、その子の顔があまり可愛くなかったためです。

大人になった今はそのようなことはほんとにささいなことで、一旦付き合ってみればいいと思えるのですが、中学生で幼かった私はそのように思うことができませんでした。

また、告白された場所が場所ということもありました。友人と公園で遊んでいたところに女子グループがやってきて告白してきたのです。大衆の面前で告白されるという一大イベントは、幼い私の手に負えませんでした。免疫の無さも災いして、私はその場から逃げるように自宅へと帰ってしまいます。後日私が中学に行くと、机の中には一枚の手紙が入っていました。

手紙にはその子の気持ちとまた後日連絡してほしいということが書いてありました。私はなんだか気恥ずかしくなって、その後その子に連絡を取るということをしませんでした。

いま思い返しても、一方的に無視され続けたその子が可愛そうになり、とても申しわけない気持ちになります。すべては幼さ故のことなのですが、私の恥ずかしいこの過去をこの先も人に恋愛話として打ち明けることは無いでしょう。

もしも私が今の精神年齢のまま、当時に戻ることができたのなら、きっとうまくいくに違いない」このような情けない妄想に思いを馳せることが時々あります。それが叶うことはないと思っていても、もしそうだったら今どんな生活をしているのか時々気になってしまうのです。

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