最後まで心が通わなかった彼との恋愛話
2017/10/24
過去の恋愛で一番長い期間付き合ったのは、5年間です。19歳から始まった恋愛だったため、あまり恋愛経験がなかったことが長引いた原因に感じます。付き合う期間が長ければ、関係性が深まるかと言えばそうではないことを実感した恋愛話です。
その人とは、残念ながら最後まで心が通わなかった実感があります。本当のご縁ではなかったのかもしれませんが、最初の出会いで抱いた不信感が、そのまま最後まで続いてしまったのかもしれません。その彼とは、バイト先で知り合いました。
私は春休みを利用して喫茶店でバイトしたのですが、彼は既にバイトに入っていました。そして私が初めてお店に行った際には、同じバイトにきていた女性と仲が良かったのです。
しかしその女性が遠方で就職する事が決まりました。離れ離れになる事になり、第三者としては「この恋はどうなるのだろう・・」と興味津々でした。その後の真相は良く分かりませんが、その女性の就職が決まった頃から、その彼は私によく声をかけてくるようになりました。
その後、彼女が来なくなると、まだバイトに慣れていない私に、いたずらして和ませてくれたり、話しかけてくれたりと優しく接してくれました。
そのうちアプローチらしき言葉を聞くようになったため、私は不審に思い「彼女とはどうなったのですか?」とハッキリ聞いたことを覚えています。彼曰く、何度か会いに行ったけれど、会ってもらえなかったと言うことでした。それを聞いて、「振られたから私?」「女性だったら誰でもいいの?」など、心の中に彼に対する不信感が残ったのでした。
そんな経緯があったのですがまだ恋愛経験が少ない私は流れに任せて付き合う事になり、それなりに楽しい時間を過ごしました。活動的で優しさもある点は魅力的で、普通に付き合っていました。しかし「私は本当にこの人が好きなのだろうか・・」と思う事が時々あったのです。
今思えばハッキリ分かりますが、その答えはノーでした。恋愛経験が少なくて、本当に好きと言う気持ちがよく分かっていませんでした。もしかしたら恋に恋していたのかもしれません。
結局、結婚がチラつく年齢になり、私はその決心ができずに別れる決断をしました。その頃には長すぎた春のような状態になっていたため、お互い納得して別れました。
今思えば最初に抱いた不信感が拭い去られるような出来事はなく、彼とは最後まで真に心が通じ合う事はなかった様に感じます。表面的には仲が良く長く付き合う事ができても、関係性が深まらない事もあるのです。男女の運命的なご縁にも関わる様な、私の過去の失恋話でした。